CONCEPT

養鶏、鶏卵、環境へのこだわり

私達は鶏が自然に近いかたちでのびのびと成長し、元気に卵を産んでくれる環境づくりを大切にしています。

餌のこだわり

養鶏をするにあたって、一番こだわったのは餌です。
国産飼料(主に道産)にこだわり、安心安全を第一に考えています。
そのため、飼料に遺伝子組み換え作物や化学薬品、防腐剤、酸化防止剤は含んでおりません。(生後1ヵ月間の雛の間に体調を崩した時は配合飼料を使用する時もあります。また、飲料水にビタミン剤を添加しています。)
こうした小麦や米、おからの原料となる大豆に至るまでオーガニックのものを調達し、かつ手の届く価格帯の卵を生産するのはなかなか難しいものです。

そこで、「それら穀物の残留農薬をわずかでも微生物に分解してもらいたい!」という希望も込めて、好気性発酵と嫌気性発酵の2つの飼料を一から手作りしています。
微生物の働きにより発酵し、甘味やうま味が増し、多様な栄養素の構成となります。(酢・味噌・ヨーグルトのイメージ)

  • ホタテ粉
  • ホタテ粒
  • クズ小豆
  • デントコーン
  • ぶどうの絞り粕
  • りんご
  • クズ麦
  • 籾米
  • 玄米
  • 小麦
  • 魚粉
  • 好気発酵について
    好気発酵飼料は、小麦、米、とうもろこし、キビ、粟、稗、そば、大豆、ぬか、根布、ホタテ、魚粉、貝化石などを配合しています。
  • 嫌気発酵飼料について
    嫌気発酵飼料(おから乳酸発酵飼料)は、おからを米ぬかで水分調整して、とうもろこし・小麦、時々小豆を混ぜ、糖蜜や季節によって自家栽培のカシス・ハスカップ・ブルーベリー、葡萄の搾りかす、を糖分として使い、約1か月半寝かせて熟成しています。(おから、ぬか、とうもろこし、小麦、糖蜜)
  • その他
    緑餌、カシス、ぶどうの搾りかす、小豆、ズッキーニ、カボチャなど季節もの。
    大豆、小豆は、キサラファームのホエーで煮ています。
    おやつとして、クローバー・野菜などの緑餌をあげています。
    ※魚粉には防腐剤や保存料は入っていません。
  • 1

    毎日このような飼料を食べています。
    小麦、くず米、籾、くず小麦、魚粉、糠
    全て国産のもので、魚粉に関しては酸化防止剤不使用のものです。

  • 2

    好気発酵飼料
    発酵が順調に進んでいる証拠の蒸気を見ると、毎日嬉しくなります!

  • 3

    エサは直播きであげています。
    食欲旺盛のネラという品種の鶏たち、よく食べ、毛艶がとてもいいですよ!

環境のこだわり

ウインドウレス鶏舎でのケージ飼いが一般的になっている今日の養鶏ですが、本来鶏は地べたで生活する動物です。
当ファームでは、発酵床で平飼いをしています。(麦わらや落ち葉やウッドチップを合わせた土に鶏糞が混ざり、じか播きされた餌を鶏がつついたり、足でかき混ぜることで発酵床ができます。)
発酵床や発酵飼料のおかげで、鶏舎の中は鶏糞のいやな臭いがあまりしません。

鶏のこだわり

国内で飼育されている高産卵で低飼料要求率(餌の量が少ない)の品種改良を重ねた鶏ではなく、オランダ原産のネラという最も原種に近い、黒い鶏を育てています。
生産性は高くありませんが、ゆっくり時間をかけて卵を産むので、良い卵ができます。
世界的に卵の味には定評がある鶏です。

ヒナの育て方のこだわり

産まれた直後の雛から6ヶ月かけてゆっくりと育てます。予防接種はせず、抗生物質を含む餌はあげません。(生後1ヵ月の間、体調を崩した時は配合飼料を使用することがあります)
雛のクチバシを切るデビーク・断嘴はしていませんので、硬いカボチャや人参・ブロッコリーも突いて食べることが出来ます。
まず、最初の3日間は玄米だけを与えて、何でも食べられる丈夫な胃を作ります。予防接種や抗生物質を与えなくても、自然の多種多様な旬のものを食べることで抵抗力を付け、健康な鶏になると考えています。

たまごについて

  • すべて検卵しておりますが、万が一生食の際に汚れが気になるようでしたら、召し上がる前に洗ってからお使いください。
  • 卵に小さな粒の塊が混ざることがありますが、これはミートスポットと呼ばれる赤玉鶏特有のもので食べても害はありません。
    気になるようでしたら取り除いてお召し上がりください。
  • 卵のサイズ分けはしておりませんので、あらかじめご了承ください。